男性育児休業の増加と課題

2019年に発生したcovid-19(変化しつつ生き残るこのウイルスの賢さに驚いています)
リモートワークの流れが一気に加速し、同時に男性の育児休業の取得率が上昇し始めました。
そして、2023年の取得率は30.1%とこの数年で大幅な伸び幅を見せています。
政府は2025年に50%、30年には80%という目標値を掲げていますが、個人的に数値だけを追っていくのはどうなのか?と考えるこの頃です。
特に中小企業においての取得率が低い傾向であり、その理由として育児休業を取得しづらい職場の雰囲気や人手不足などが挙げられています。
今月とある自治体で初の「パパとお子様のベビーマッサージ」を開催しました。
平日開催で育休中と平日休みの2組がご参加いただき、ベビーマッサージの後の雑談会でパパ達の声を聞くことができました。
パートナーとのコミュニケーションの問題、パパ達居場所(コミュニ
ティー)作りなど様々な意見が出ていました。
また、こ家庭に伺った際にもよく聞くのが、男性と女性の「共感」の違い。
妊娠中はいわば男性・女性とも互いの愛情曲線がMAXの状態。でも、出産した途端男女間でのすれ違いが発生することは、家庭訪問でよく相談される内容の一つです。
女性は全ての神経を総動員して子どもを守ろうとする。時に強い警戒モードはパートナーにも向いてしまうことがありす。
この部分を自分たち事に妊娠中から捉えていないと、出産後の家庭のトラブルにも発展しかねません。
「察する」「空気を読む」だけでは長い育児期間で夫婦の関係性が大きく変わっていくことがあり、子どもの育つ環境にも影響してしまうのではないかと思うのです。
夫婦喧嘩が子どもの前頭野の萎縮を引き起こすのはすでに知られている事です。
育児休業取得数増加とともに、(試行錯誤しながらも)家庭に焦点を当てて学級を発展させていきたいと思うこの頃です。
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